映画と英語を交互に書くブログ。

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マヤ文明の時代を描いた映画『アポカリプト』を観た感想。

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概要

アポカリプト』(原題 : Apocalypto) は、2006年のメル・ギブソン監督映画。

『リーサルウェポン』や『マッドマックス』シリーズの名監督ですね。

 

以下、あらすじ

マヤ文明後期の中央アメリカのジャングルを舞台に、妻子や仲間とともに平和に暮らしていた青年の過酷な運命を描くアドベンチャー・スリラー。

 

全体的には、同じメル・ギブソン監督作の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』と似たような構成。

行って帰ってくるだけのストーリー。保持戦力で主人公側を凌駕する敵方。親子で登場する悪キャラ。主人公に殺される息子。キレる親父。

 

点数 

☆ 3.9 (満点 : 5.0) 

 

ヨカッタ

シンプルなストーリーをベースに、ディテール&作り込みたっぷり、この上なくスリリングに描かれる"異世界感"は、本当に魅力的。

「こいつの顔のペイントは、部族社会の中で○○の意味を持っているんじゃないか」とか、色んな妄想が膨らむ小道具や演出が矢継ぎ早に登場しますし、物語がシンプル故に、自分の想像が脇道に逸れてもついていける、適度な余裕があるんですよね。

あとは、ラスト付近の"あるシーン"。それまでの展開をひっくり返す"視点の転換"が起こるのですが、その手際がお見事。主人公側もマヤ文明の体制側も、その後彼らを蹂躙するであろう超文明側も、「結局はマクロな視点で見ると只のオセロゲームでしか無いんだよ」と気づかされる気持ちよさがありました。

 

ヨクナイ

今作でも『怒りのデス・ロード』でも思った点ですが、"世界の広がり"が感じられいのは勿体無かったなと。

両作品では主人公が結構な距離を移動しているはずなのに、それが地球上でどの程度の広がりを持った空間なのか、観客が感じられる手がかりが少ないばかりか、「これ東京ドームくらいの広さじゃない?」と思えてしまうシーンもあったりする。

丸一日以上谷や森をトレランするにも関わらず、一切迷わない主人公と、敵方もほぼ彼をロストすることなく正確無比に追ってくる点も然り、中世の人の空間認識能力と言われればそうだけど、なんか納得しかねてしまいました。

 

こんなヒトにおすすめ

マヤ文明の描写の正確性自体には賛否あるのだけど、その詳細な描写への執念的なこだわり、という点では脱帽の一言。中世のトロピカルでスピリチュアルな雰囲気を映画で楽しみたい、という方にはぜひ見て欲しい。

R15にはなっていて、確かにグロいシチュエーションはあるのだけど、直接的なシーンはそこまで多くはない(と思う)ので、オススメ。